平成23年度日本教職大学院協会シンポジウムを開催しました

 日本教職大学院協会(会長:加治佐哲也兵庫教育大学長)は,12月11日(日)「4年目を迎えた教職大学院の成果と課題-教員養成改革と教職大学院への各界からの期待-」をテーマに平成23年度シンポジウムを学術総合センター(東京都千代田区)において開催した。

 今年のシンポジウムは,各界からの教職大学院への期待・提言をもとに4年目を迎えた教職大学院の成果と課題について議論し,これらを通して,現在,審議されている教員養成改革への一つの手がかりを得ることを目的に開催し,教職大学院関係者,教育委員会関係者,学校関係者など約260名が参加された。

 当日は,加治佐哲也会長の挨拶及び村松泰子日本教育大学協会長,大原正行全国都道府県教育長協議会会長による来賓挨拶の後,文部科学省磯田文雄高等教育局長による基調講演「教職大学院の現状と期待」が行われた。

 午後からは,森民夫氏(全国市長会長・長岡市長),北城恪太郎氏(経済同友会終身幹事・日本アイ・ビー・エム(株)最高顧問),早川信夫氏(NHK解説主幹),武田岳彦氏(日本PTA全国協議会副会長・山形県PTA連合会会長)の4氏をパネリストに迎え,教員養成改革と教職大学院への各界からの期待についてパネルディスカッションが行われた。

 さらに,教員委員会等連携検討委員会委員による教育委員会等との連携報告が行われ,更なる連携・促進について議論された。

 また,特別会議室において,教職大学院院生や修了生による「教職大学院における学修の成果」に関するポスターセッションが行われ,多くの参観者があり発表者との間で活発な質疑を行う様子が見られた。

 シンポジウム終了後には,会場を如水会館に移して情報交換会を開催し,磯田高等教育局長ほか文部科学省関係者も参加される中,終始和やかかつ活発な交流が行われ,今後の協会活動の発展に期待を寄せつつ閉会した。

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