平成27年度日本教職大学院協会研究大会を開催しました

 日本教職大学院協会(会長:加治佐哲也兵庫教育大学長)は,12月5日(土),6日(日)の二日間にわたり,日本教職大学院協会研究大会を一橋大学一橋講堂(東京都千代田区)において開催した。

 研究大会の初日は,分科会①「実践研究成果公開フォーラム」を開催し,常葉大学,宇都宮大学,上越教育大学,愛知教育大学,京都教育大学,大阪教育大学及び宮崎大学の7校が4箇所の会場で,教職大学院における実践的な教育・研究の成果等について発表を行った。

 当日は文部科学省,教職大学院関係者,教育委員会関係者,学校関係者など約280人の参加があり,各大学による発表の後,活発な意見交換が行われた。

 研究大会二日目は,全体会と分科会②「ポスターセッション」が行われ,約340人の参加者のもと,全体会では,加治佐哲也会長の挨拶及び出口利定日本教育大学協会長,中井敬三全国都道府県教育長協議会会長の来賓挨拶により開会した。その後,常盤 豊文部科学省高等教育局長による「高等教育政策の動向について」と題した基調講演が行われ,続いて,森 次郎大学振興課教員養成企画室室長補佐から,教員養成改革等に関する情報提供が行われた。

 午後からは,米田 豊協会事務局長(兵庫教育大学副理事・教授)をコーディネーターとして,立花正男氏(岩手大学大学院教授),久保田善彦氏(宇都宮大学大学院教授),長崎伸仁氏(創価大学大学院教職研究科長・教授),三輪佳見氏(宮崎大学大学院教授),並びに山内敏男氏(愛知県豊川市立音羽中学校教諭)の5氏をパネリストに迎え,「教職大学院における教科教育の在り方を探る」をテーマとして会場を交えた活発な討論が行われた。

 パネルディスカッション終了後は,本図愛実氏(宮城教育大学大学院教授)から独立行政法人教員研修センターとの連携協力に関する取組事例の報告,米田協会事務局長から教職大学院の成果検証に関する報告,勝山浩司氏(一般財団法人教員養成評価機構理事)から今後の教員養成評価機構における認証評価事業の在り方について報告が行われた。

 また,同会場の特別会議室においては,27の教職大学院から,優れた学修成果をあげている教職大学院学生や修了生が,ポスターセッション形式により発表を行い,多くの参観者のもと発表者との間で活発な質疑を行う様子が見られた。

 研究大会終了後には,情報交換会を開催し,文部科学省からは森 次郎大学振興課教員養成企画室室長補佐及び伊野哲也初等中等教育局教職員課教員免許企画室室長補佐をはじめとして,多くの関係者が参加し,終始和やかな雰囲気の中で活発な交流が行われ,拡充期を迎えた教職大学院の更なる発展に期待を寄せつつ閉会した。

開会で挨拶を行う加治佐哲也会長

常盤豊高等教育局長による基調講演

森次郎教員養成企画室室長補佐による情報提供

フォーラムの様子①

フォーラムの様子②

パネルディスカッションの様子

本図愛実宮城教育大学教授による教員研修センターとの連携協力に関する取組事例の報告

米田豊協会事務局長による教職大学院の成果検証に関する報告

勝山浩司教員養成評価機構理事による今後の認証評価事業の在り方に関する報告

ポスターセッションの様子①

ポスターセッションの様子②

情報交換会で乾杯の挨拶を行う森次郎教員養成企画室室長補佐

情報交換会の様子

情報交換会で挨拶を行う伊野教員免許企画室室長補佐

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